2022年7月16日土曜日

「100年と希望」という映画を観てきました

                    7月16日(土)「100年と希望」という映画を観た

昨日、午後から西原孝至監督の映画「100年と希望」を見に行きました。もちろん、厚木のアミューにある映画館、キキです。大雨でしたが、ちょうどこの日は日本共産党ができて100年の記念の日でもありました。それが、ちょうど若い西原監督による日本共産党の99年の今・選挙でたたかう党員の姿を追ったドキュメンタリー映画でした。ドキュメンタリー映画なので、淡々としていましたが、若い議員の皆さんが1人ひとりの生きづらさを受け止め、声をあげている姿にこみあげてくるものがありました。

  私は今を生きる日本国民が明治期から続く家父長制的な制度に苦しめられていることをこんなに意識したことはありませんでした。あるとすれば、所得税法56条の廃止の問題で出てきたことはありましたが。          

 これまでの働く労働者・女性たちの問題は賃金や待遇での男女差別・思想差別が焦点でした。それが、今の時代、2020年の党大会で綱領の改定をした問題、ジェンダー平等やLGBTQなど生きづらさの原因を真正面から国会や地方議会で取り上げていることに、選挙を通して見える化しているようでした。

 私はこの地に越してきて知ったのは、町内会や区役員などはすべて男性、女性はお茶くみの当番がありました。お茶くみ当番の賛否を問うても継続でした。男性は大役を果たすべく、若い時から訓練されてきたのでしょう。これはまさに家父長的制度のたまものです。

                               


                               

 ジェンダー平等はなかなか高齢のかたには受け入れて  

いただけません。夫婦別姓もとんでもない、氏を継ぐ者がなくなると言って敵視する男性も身近にいます。

 都会では、新自由主義的考えのもと1人ひとりが分断されてすべて自己責任、自分の意見を言うのは大変なこと、特に政治的な発言はしないで、なるべく人に合わせた方が楽に生きられるという風潮のなか、あえて声をあげている人々・党員に焦点をあてたような気がします。

 

                            近所にあるヤマボウシ