2022年8月1日月曜日

不妊治療もいいが、非正規・派遣ではなく正社員にするのが政治でしょ

          非正規・派遣こそひどい働き方!

 80代の赤旗日曜版読者との対話です。この方は最近読者になった方で、自分がおかしいと思ったことは即行動するのです。最近、自民党本部へ電話したというのです。「自民党は不妊治療に助成をするというが、それが中心ではないでしょ、それも必要かもしれないが、本当に必要なのは、非正規・派遣で安い賃金で暮らしている大勢の若者を正社員で生活に心配のなく暮らせるようにするのが政治ではないか」と話をしたというのです。

私は年を重ねても、その正義感のまっすぐな方の思いに驚くと同時に、即実行する行動力に刺激されました。

私たち共産党が参議院選挙で掲げた政策で、8時間働いて普通に暮らせる社会なのです。正社員ならもっといいですが、非正規でも、時給1500円に。日本では中小・零細企業が7,8割ですから、ほとんどが赤字。時給をあげることができません。資本金10億円以上の大企業はアベノミクスの中で新たに約130兆円も内部留保を増やし、コロナのもとでも466.8兆円(2020年度)と過去最高額を更新しています。5年の時限課税で新たに10兆円の税収をつくり、中小企業への支援を強化して最低賃金時給1500円を実現するとしています。また、課税に賃上げ控除をもうけることで、大企業に働く労働者の賃上げも促進します。

 労働法制の連続改悪で非正規労働者が年々増加し、今や労働者の4割、非正規労働者の72%が年収200万円未満という実態を、この方は感覚的に知っていたのでしょう。近所のアパートに住む年配の独身男性が「元気券が俺のところにはこなかった」と言っていたので、私に言うので訪ねてみましたが、出てくれません。あきらめているのでしょうか。