2022年9月24日土曜日

国葬について

  9月22日(土)9月議会終了

 長かった9月議会も終了しました。

 その後、議員全員協議会の席で、町長から27日に行われる国葬についての見解の表明がありました。 共産党議員団の他に、他の議員が国葬に関して、反旗の掲揚や学校などに黙とうをするよう、要請したようでした。

 そのためかどうか分かりませんが、町長は国葬について、これまでの元安倍首相の貢献を鑑みて、本庁のみ半旗を掲揚するが、町民・議員へ黙とうを求めず、記帳台も作らない。学校等へは弔意表明を求めない、としました。

  私たちは国葬という、現憲法では特定の人物に全国民へ弔意を押し付けるようなことは憲法にある、内心の自由を侵すため、憲法違反だと反対しています。

 内心の自由は、言論、表現の自由があるにも関わらず、なぜ掲げているのか。それは、キリスト者の言葉で思い知りました。戦前、天皇制絶対国家の中で、国民は天皇の家来で、何でもいうことを聞かなければならなかった時代、戦争に行って人を殺せ、生きて帰るなと言われ、また戦争反対という意思を貫くことさえできなかったため、戦争が終わって、新憲法が作られる際に、その条文を入れることを主張する人々がいたのだ。そういう重みのある条文だということでした。もちろん、日本共産党は戦前、100年前に作った際に非合法の政党で、男女平等、国民主権、戦争反対、言論の自由等を主張していましたので、治安維持法で捕まって弾圧され、牢獄で亡くなるなど多くの先輩がいました。ですから、同じ過ちを犯してはならないと、少しでも戦争へ向かう動きがあると、一番敏感に動いて国民へアピールしてきたのです。今回の国葬もそうです。岸田首相は国葬をてこにして国民を戦争への道へ扇動する手段にしようと考えているのかもしれませんよ。