2022年1月25日火曜日

80歳の方の若い頃の企業とは

     1月30日(日) 

 昨日、ある年配の方のお宅を訪問しました。この方は奥様がおっしゃるには、私のファンだというので気になっていたのです。今80歳というのですが、とても若々しく70歳代にしかみえませんでした。幼い頃、東京大空襲を経験したことを今でも覚えているとのことでした。

 だから、岸田政権と補完勢力が進める改憲4項目、特にち9条に自衛隊を書き込むのは反対とのお考えでした。しかし、即日本共産党支持とはならないようでした。それは、デザイナーとして日産で働いてきたことが要因であるのかもしれません。日産がプリンスと合併したころ、組合には必ず入らなければならなかったそうですが、日産の組合は企業の御用組合(この方はそのような表現は使いませんでした)で、プリンス組合はその反対の立場だったため、休憩に入ると、御用組合の人50人以上がたった一人の共産党員を囲んで「やめろ」の合唱だったそうです。このような会社で働いていたのですね。赤旗新聞ではそのような記事をよく目にしていましたが、同じ町内の方から語られたことに私は衝撃を受けました。今でも隔離部屋に押し込んで仕事をさせないなどの嫌がらせをうけていた女性がいました。

 今では組合には政党支持の自由や組合加入の自由が求められるのは当然だと思いますが、当時はそうはいかなかったのでしょう。個人としても政党に対してその主張がすべて同じとはいかないこともあると思います。多様性が求められることは少しずつ主張されるようになりました。