2020年2月2日日曜日

韓国近代の歴史を学んで

              2月1日(土)韓国近代の歴史を少し学ぶ

 厚木の文化会館であった朗読劇「線量計」上演会で隣の席に座った知り合いの方から韓国の歴史勉強会に誘われました。彼女は4,5年前から日本の在日朝鮮人学校への行政の支援打ち切り・差別などを知り、韓国の歴史を勉強するようになったといいます。いまでは韓国語も学んでいるとか。
 
 彼女の自宅を訪ねますと、数人で東京の方面から来ていただいた歴史の先生から韓国の3・1独立運動を通して韓国近代の歴史を1時間半ほど学びました。今、差別者は在日朝鮮人に対して韓国に帰れと叫びますが、なぜ日本に在日朝鮮人が多いのか、歴史を学んで初めて分かりました。朝鮮を支配した日本は、土地を奪い、食べていけなくなった朝鮮人を日本に行かなければ生きていけない状況に追い込んだという歴史があります。時間があればもっと詳しく学習できるのですが、それは次回に。

 夜、韓国映画「雪道」の上映会に誘われ、相模女子大グリーンホールへ行ってきました。1919年の独立運動の背景などを学んでいたので、この映画は理解できました。
  日本軍国主義の韓国支配は創氏改名や慰安婦・徴用工などに象徴的に表れていました。 2015年にKBSの光復70周年ドラマ「雪道」を再構成し、2017年に映画化されましたが、表現は声高に叫ぶのではなく、静かな流れ。高齢の一人暮らし女性が、日本軍に統治され慰安婦にされた14,5歳のころを同じアパートの女子高校生に語るストーリイ。
 最後の字幕には、慰安婦にされた女性は現在239名で199名が亡くなり、40名が存命で、その方々のエピソードを元にしているので、慰安婦の状況は事実だということです。

 今香港の人々が民主主義を求めて闘っています。なぜこんなに人々は強いのかと常々不思議に思っていましたが、その背景には虐げられた歴史が原動力になっているのかとも思いました。