2020年7月27日月曜日
「谷埋め盛土をなぜやめさせなければならないか」の学習会
7月25日(土)津久井牧場計画と谷埋め盛り土の危険性について考える講演会
ラビンプラザで午後7時から、水環境の専門家で伊那谷残土問題連絡協議会の共同代表である桂川雅信氏を講師に、
津久井牧場計画と谷埋め盛土の危険性について考える講演会があり、参加してきました。
半原地区の環境を考える会では1か月も前から計画していたのですが、コロナ禍のなか、半原公民館の体育館は間隔をあけ
ているので、ほぼいっぱいになりました。78人ぐらい参加していたそうです。そのうち、31人が町内であとは
町外からの参加とは驚きました。
以前から、桂川さんが事前調査で来ていただいて調査をされていましたし、独自でも来られていたそうです。
説明の資料は最新といっても10年ほど前に京都大学の先生方が出された谷埋め盛り土の危険性について、これまでの見解を
覆す資料での説明に圧倒されました。常識では、谷を埋めた地形が傾斜の激しいところほど地滑りが起きやすいということ
でしたが、資料では、これまでの土石流の教訓や傾斜の緩いところ20度あたりほどずるっと地滑りを起こし、土石流が
起こるということでした。
ですから、現在のように集中豪雨で1時間に100ミリ、200ミリの集中豪雨が降る下では、谷間に埋め立てた盛り土は
いつか必ず地滑りを起こし、土石流で川下の住宅は飲み込まれてしまうことが語られました。現状では川下に来ると流れが
変えられていますが、自然の摂理に従ってまっすぐ住宅に流れてくるということです。こんな恐ろしい状況を引き起こす
谷埋め盛り土はやめさせなければならないことが分かりました。