2013年2月8日金曜日

鳥獣被害の農家にこそ聞いてもらいたい話


  冷たい風にも負けず署名行動
2月8日(金)午前中は民主商工会の婦人部のみなさんと、所得税法56条廃止を求める意見書を国に出してほしいという請願署名を訪問して書いてもらう活動でした。今日は午前中でもとても風が冷たく、途中で引き返したくなるほどでした。それでも快く書いていただき感激。


  大山丹沢山系鳥獣問題市町村議員連絡協議会の研修会に参加
 午後1時に福祉センターに集合してマイクロバスに乗車。伊勢原市民文化会館で丹沢山系鳥獣問題等市町村議員連絡協議会の研修がありました。毎年参加していますが、今回の講師は鳥獣の特性を実験で見極めたうえでの対策の提案なので、実に説得力がありました。
 その前に、伊勢原市のミカン農家の方の長年にわたる野生動物との闘いを話してくださいました。


 「野生動物から田畑を守る、鳥獣対策のための意識改革」と題して、埼玉県農林総合研究センター
  鳥獣防除担当の古谷益朗さんが講演。

 地域で勉強し、共通認識を持って対策を実施すべき。一人ではだめですね。相手を知ること。えさ場を作らない。隠れ場所を作らない。人は怖いものと認識させる。追い払いは繰り返し行う。進入経路に有効な柵を設置。相手が本当に嫌がることを考える。対策として、やはり電気さくは有効ですね。収穫前に設置し、終わったらすぐ取り外す。イノシシは地上20センチ以上の柵になると、下に潜り込むのです。
 以前、うちの畑でも、収穫寸前のサツマイモを全部やられました。鍬でさくったように見事でした。栗林にも栗を食べに来て、畑はブルト―ザーで掘られたように大きな穴が開けられました。あの鼻で穴をあけるそうです。 よく穴をあけるのはミミズを食べるためということを聞いていましたが、実は草や木の根っこを食べるためですって。驚きです。