2017年11月10日金曜日

防衛予算の使い方  怠慢と無駄

  11月9日(木) 防衛予算の使い方 こんな無駄が

 11月7日付の朝日新聞13版には、「防衛装備品の是正 要求遅すぎて却下  検査院指摘 米から調達4585万円分」との見出しで、防衛装備庁や自衛隊が米国から調達した装備品に不具合がありながら、米政府への是正要求が遅すぎて却下されたケースが過去5年間で31件、約4585万円分あったことが、会計検査院の調査で分かったという。

 是正要求は出荷日や明細の送付から原則として1年以内に行うこととなっているが、最長で約7年4カ月かかったものがあったそうです。

 米政府との協定での装備品調達には、代金は前払い して受け取るが、不具合や米政府から送られる計算書に誤りがあった時には、原則として出荷日などから1年以内に米政府に是正を求めることになっています。

 ところが、1年を超えたものが12件あり、3194万円にもなっていました。また、受け取っていない品物が明細に計上されていたにもかかわらず、是正要求までに1年を超えたのが19件、約1391万円。これら31件の是正要求は米政府に却下され、装備品が使えないまま終わったり、旧型品の使用を余儀なくされたりしたそうです。

 なんという怠慢と無駄遣い。国民の税金を何と思っているのか。腹が立ちます。