2015年3月21日土曜日

改憲論議の喚起を求める陳情

 今週は常任委員会が2回あり、2日目の終わりに、陳情審査がありました。総務建設常任委員会に来た陳情は「国会における憲法論議の推進と国民的論議の喚起を求める意見書の提出を求める陳情」でした。

 実はその前の17日の常任委員会の終了後、提出者から説明がをしたいとの申し出があったので、話を聞きました。初め、陳情には具体的なことが何も書いていなかったので、審議しようもないと思っていました。
 提出者は、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」のパンフを出して、説明。つまり、自民党の自主憲法草案と同じ内容で、押しつけ憲法、前文はつぎはぎだらけで日本の固有さがない、天皇は元首に、緊急事態に対応できない、改正のハードルが高いなどです。この会の共同代表は桜井よしこ氏など知る人は知るで有名な憲法改正の急先鋒にいる人です。
私は、陳情者がこういう思いを秘めて、とにかく憲法変えようとの世論をつくることが目的だと思ったのですが、陳情の中身には何が悪いから変えようとの具体性がないので、不採択と主張。
 鈴木議員や玉利議員は改憲への相当の思い入れがあるらしく、積極的に発言、小倉議員は具体的なことがないからいいと主張して賛成、結局多数決で採択になりました。
 最終日の25日には採択されるだろうとの心配があります。今、国会では自衛隊を海外の戦闘地域まで派兵することまで視野にいれた議論をしています。