2017年6月13日火曜日

共謀罪はだめ

  6月13日(火) 「共謀罪」の行方

 「共謀罪」を野党4党がそろって反対・廃止を求める中、与党は今週中にも強行成立させようとしています。これまで、特定秘密保護法、安保関連法など国民の声を聞かず、強行成立させた経過があるので、またやるのかとの思いです。
 今、様々な個人、団体がその危険性を感じて反対の声を上げてきています。初め金田法相の答弁が一般市民は対象にならないと言っていたのに、今度は環境や人権団体も対象になるというようなことを言い始めました。やはり本音が出ました。
 
 アムネスティ・インターナショナルは国際人権NGOとして、56年前から人権擁護の立場で活動してきています。先日、意見及び表現の自由に関する国連特別報告者デビット・ケイさんが沖縄での抗議行動への圧力に懸念を表明するほど、今の日本はだいぶ危なくなっています。共謀罪ができたらどうなるか、とアムネスティの方が語っています。

 国際環境 NGO「FoE Japan」の方も、共謀罪反対の共同声明を出しました。共謀罪は監視社会を強めるだけでなく、行動する、政府に対して都合の悪いことを言う市民運動にとって脅威になりと。

 これまで、自分も街頭で宣伝していても、なんか抽象的な感じがしていて、恐ろしい監視社会になるよ、というのですがわかりにくいと思っていました。 でも、この方たちは、国家あるいは大企業が戦車のような勢いで市民運動を押しつぶそうとしている、と表現していました。私は中国で韓国で、国家権力が反対のデモ行動を戦車で押しつぶした、あの衝撃がよみがえってきました。

 今の日本はそういう国になりそうだという危機感を感じています。でも、安保法制法案の反対運動の時のように、本気になれていない冷めた自分がいます。 今、6月議会があるし。明日最終日なので、それが終わればとの気持ちです。