2018年1月24日水曜日

愛川地域町づくり協議会の講演会

      1月23日(火)新春講演会

 23日、午後7時より、愛川地域のまちづくり協議会の新春講演会が繊維会館で行われました。昨日の大雪の後なので参加できなかった方もいられたのではないかと思います。私も県道は大丈夫だとは思っていても心配でしたので、そろりそろりという気分で出かけました。
 講演者は県立愛川ふれあいの村の副所長松森義郎氏でした。ふれあいの村は県の指定管理となっていることは知っていましたが、建物が相当 ひどい実態にあるとは知りませんでした。
 松森氏は東急コミュニティ出身で民間人ですから、県の教育施設への姿勢の批判は一切なく、少ない職員で創意工夫を行い、野外教育施設として年間13万人の利用者を維持しているとのことでした。これはものすごいことで、全国の中で5指に入るそうで、ところが28年度から有料化してもほぼ維持しています。県から宿泊で小中生330円、大人1080円徴収するように言われて、しかも宿泊施設や体育館は雨漏り、ライフラインはがたがた、運動場の周辺の桜の木は47年にもなり寿命です。普通ならこんな施設はもう建て替えにしなければならないのに、職員事業担当10名、業務担当7名と少ない人数でよく頑張っています。雨漏りは職員が天井にビニールを張って雨水を管で降ろしているという涙ぐましい努力には本当に頭が下がります。
 愛川選出の県議は何しているのかと思います。こんなひどい実態を訴えて、建て替えをさせるべきです。県はお金がないと言ってばかりでしたが、ようやく2月に修繕をするとのことでした。
 
 講演の目的である地域資源である「ふれあいの村」を、町民としても交流や活用など方策を考えるきっかけにしていこうというものでした。

 愛川の魅力の中で、愛川出身の世界的な登山家長谷川恒夫氏を紹介していました。初めて聞く名前でしたので、ネットで調べるとすぐ出てきてすでに亡くなっていますが、本当に有名な人でした。また、愛川町の由来では、平安時代の地名「阿由加波」からきているそうです。他にもアユがたくさんとれたからとの説もありますがね。