2016年9月20日火曜日

ヒバクシャ国際署名に歩く

     9月20日(月)


 昨日と一昨日、ヒバクシャ国際署名をもって訪問しました。ヒバクシャ国際署名とは今年4月に、これまで核兵器をなくそうと運動をしてきた被爆者たちが80代の高齢になり、最後の力を振り絞って世界から核兵器をなくすために条約を作ろうとの国際署名を韓国、カナダ、北米などの被爆者と共に訴えを出したのでした。世界でアメリカ、ロシアを先頭に数か国で製造し持っている核兵器をなくすのは無理だよという人もいるし、日本国だってアメリカの傘に入っているので、国連では反対とは言わず、この間はアメリカが先制攻撃に使用しないと発言したら、安倍首相はとんでもないといっていましたよね。でも、国連に加入している200国近くの国で8割が核兵器廃絶に賛成しているのです。残り2割の国、核兵器を持っているか、日本みたいな国ですね。世界の国の包囲網で核兵器廃絶を迫っていくことが大事です。




 では、どんな反応があるのか、訪ねてみました。50代のサラリーマンは自分が生きているうちは無理だろうけれど書くよ、高齢の女性はもう年だから関係ないよ、でも次の世代のためにと説得して何とか書いてもらいました。80代の男性は何でも研究開発しなければ進歩はないと、なくすのはよくない、と拒否、60代の女性は核兵器は大きすぎて、それよりも国内の原発をなくす方が先よ、というのです。いろいろ反応があって集めるのはたいへんです。しかし、被爆者は当初怠け病とか言われて、被爆者であることを証明できなければ認定しないと拒否されていたことで、長い闘いがありました。被ばく後遺症に苦しみ、子どもたちへの遺伝を恐れ、医療費を出してもらうのも苦難の道でした。それを考えたら、私たちは対話をすることで理解を得ていく活動は昔よりやりやすいです。