2016年9月23日金曜日

今、問題の政務活動費について

   9月23日(金)


 政務活動費について、最近富山市議・県議による不正所得が発覚し、とうとう辞任に追い込まれ、補欠選挙を行うことになったとの報道がありました。昨日は山形県議会でも不正所得があったようです。そこで、毎日新聞は23日の朝刊で全国都道府県議の海外視察報告書作成と公開状況を発表しました。驚いたことに、海外視察報告が不要というのが3割もありました。その中に、神奈川県議会もありました。


 そういえば、共産党県会議員が常任委員会で海外視察についていらないのではないかと発言したことが発端で、共産党議員団は未熟だから代表質問をさせないとか、一緒に視察に行かせないとかの嫌がらせをされています。今度は白日の下にさらされるのではないかと期待しています。


 県議や大きい市は政務活動費が第2の報酬ともいわれ、金額が大きいこともあり、使い道が問われます。原資は県民、市民の税金だということを自覚していないのでしょうね。都知事だった前の知事も同様です。


 わが愛川町は政務活動費は月1万円で、年間12万円。以前、議会改革検討委員会で議員報酬を上げたいという議員がいましたが、調査をすると愛川町議員の議員報酬は県内でも3番目、全国でも5番目ということが分かり、断念しました。そこで、政務活動費は今視察をしても年間2回できるかどうかで、もう少し増やしてほしいという声があり、わが会派も賛成しました。でも実績はどうなのか、というとこれまで報告書に載せるのを一部抑えていたこともあり、もれなく政務活動費として計上できるものは報告することになりました。


 わが会派は町民アンケートや議会ごとの報告書「新あいかわ」作成、研修、(視察は昨年は行っていないのですが、年1回程度は行きたいです。)その他のミニチラシ、図書購入費などです。
少しでも議会質問に生かすことや町民への周知などを考えています。




 
しその花と実


 毎日新聞では閲覧について調査をしています。一般の人が議会事務局に行けば見ることができるのは23議会、ホームページで公開しているのは、最近大阪や兵庫県議会。問題が発覚していから改善されたことが多いようです。


 愛川町議会も議会に行っていつでも見られるわけではないのです。情報公開を請求して初めて見ることができます。こういうのが多いかもしれません。ホームページで公開することが必要ですね。


 実は21日の議会最終日、議会運営委員会で9月議会の反省として、私は議員が政務活動費報告書と視察報告書を見ることができるようにすべきだと主張しました。今は、民間保管庫に委託していて、議員が見たいといっても職員が連絡して取りに行かなくてはなりませんので、面倒なのです。それに、5年経つと処分してしまうのです。10年ぐらいはいつでも見ることができるようにすべきだと思うのですが。