2016年9月25日日曜日

リニア中央新幹線

 9月725日(日)


 安倍政権が8月に発表した経済対策に、リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しするため、JR東海に公的資金を3兆円を投入するを盛り込みました。


 当初政府は財政支援は考えていないと言っていただけに、そんな簡単に政策を転換できるのか、驚いています。今度の臨時国会に、整備新幹線の建設を担ってきた鉄道建設・運輸施設整備支援機構の「財投」資金をJR東海に貸し付ける機能を持たせることを内容とした「機構法改正法」を提出するそうです。


 私は、これからどんどん少子化になるのに、そんなものにお金をかけるのはもったいないです。また、トンネルの中で途中事故があったらどうやって逃げるのか、疑問に思っていました。それに、リニアは電気を3倍使うとの試算があるようです。
それよりも、まず作るまでに、リニアは地下トンネルなので大量の残土処理や水枯れ、騒音など深刻な自然破壊が予想されます。
 
 もともとJR東海はリニアについて国の資金なしで自己負担でやると言ってきたのに。JR東海は採算が取れないのにやるというのは、東海道新幹線の維持発展、大規模災害に対するリスクに備えるためだと言っています。絶対にペイしないが、東海道新幹線の収入でリニアの建設をまかなってなんとかやっていけるというのに、国のお金を投入するのは壮大な無駄でしょう。もっとお金をかけるところがあるでしょうに。臨時国会の動きを注視しましょう。