2016年10月22日土曜日

呉市のジェネリック医薬品の取り組み

  10月22日(土) 呉市のジェネリック医薬品の取り組み

 10月19日から21日まで、広島の呉市、尾道市、福山市へ教育民生常任委員会で行政視察をしてきました。10月の初めに行く予定だった総務建設常任委員会では台風で延期にしたので、気の毒ですが、今回私たちは天気も曇り、晴れの天気でした。

 呉市では医療費が大幅に伸びて、その縮減に取り組むためにジェネリック医薬品の導入に取り組んでもはや8年が過ぎ、実績も上がっています。担当課長が一人であらかじめ送っておいたすべての質問とその後の質問にも対応してくださいました。
  
一番驚いたのは一人当たりの医療費は平成25年度は42万5千円、26年度は43万7千円、愛川町でもよく担当者は医療費が多いといいますが、31万円、46万6千円です。高齢化率も34%、後期高齢者も多いようです。

 レセプトのデータべース化により、ジェネリック医薬品への切り替えだけでなく、重複受診者や頻回受信者のリスト化により、訪問して丁寧に指導することで、医療費の削減に成功しています。さらに、重複服薬履歴や禁忌・回避医薬品情報提供により、指導に生かしています。

  薬をたくさん出すか出さないかの医療機関の選択は選ぶ人にかかってきますし、 その良し悪しはこういう取り組みにより、減ってきます。
 私は国が医療費削減により受診さえできなくさせることには反対ですが、無駄な医療費の削減は必要なことだと思っています。

 どこの市町村でも頭を悩ましているのが、生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧症)ですが、これを重症化しないように予防する取り組みでは、人口が愛川町の5.6倍もある市での効果は上がっています。

 大変参考になる取り組みでした。



岡山空港に向かう前に、倉敷へ寄り、少しの間楽しみました。