2016年10月4日火曜日

研修「議員の学校」に行ってきました

  10月4日(火)  2日間の研修「議員の学校」




 10月3日、4日といつもの「議員の学校」に行ってきました。最近は立川駅から歩いて15分ぐらいにある「りするホール」という会場です。


 今回は同じ会派の鈴木議員を誘っていきました。井上議員は総務建設常任委員会の視察が入っていました。ところが、台風のために延期になったそうですが。




 さて、議員の学校は、午後1時から、今回のテーマ「子どもの貧困から見る現代日本の貧困と差別」との大きなテーマのもと、「子どもの貧困からみる現代日本の貧困と格差」という題で立命館大学の唐鎌 直義先生、次は「相模原障害者殺傷事件にみる障害者差別の構造」と題して元日本福祉大学教授の石川満先生、翌日は特別講演の「失速する世界経済と日本」-EU離脱・米大統領選・アベノミクス の題で独協大学教授の本田浩邦先生、


 議員になってからも大学の先生の講義を受けることができるのは幸せです。しかも、実践的な内容なので、議会でも生かすことができます。 








 子どもの貧困は本来は国家と企業が子どもを養っている親の生活をきちんと生活保障をしていれば、発生しない問題なのに、日本ではなぜ問題になるのか。子どもの貧困は企業と国家の責任なのに、親の責任となっているため、貧困の連鎖をどう防ぐのかが問題とされます。だから、学習をやることで学力をつけて、親と同じ運命にならないようにする。


 問題なのは、救済の対象が親にまで広げなくて済むので、国家と企業のの責任が免責されることです。




 さらに、高齢者の貧困化の問題の話のなかで、アメリカはフロリダ州などの特定の終始か消費税がないとの話にびっくり。政府は若者と高齢者の世代間対立の構図を描くが、ほんとの利害対立は大企業の膨大な利益と働く者の生活の衰退にあると。これを隠す理論が学問の世界の主流になっている。
 
 他の先生の講義の話は翌日にします。