2024年6月11日火曜日

10日総務建設常任委員会での陳情の審議を傍聴

                                 6月11日(火)

 昨日、10日は総務建設常任委員会があり、私は教育民生常任委員会委員のため時間があるので傍聴に行ってきました。1件目は「地方財政の充実・強化を求める意見書を国に提出することを求める陳情書」で、要請項目が多岐にわたって7つもあり、毎年提出されますが多すぎると思っていました。

 自由討議では、地方の財政が苦しいからと言って、負債が多すぎる政府にいつまでも頼ってはいかがか、と国を擁護する立場の発言が多かったです。

 私は、国の立場を強調するあまり、地方の財政、施策を改善するための手段・意見書の提出をあきらめてしまっており、住民を代表する立場に立っていないことにがっかりでした。結局、趣旨了承でした。

 2件目は「愛川町ゼロカーボンシティ宣言についての陳情書」でした。これは、どの委員も町がゼロカーボンシティ宣言をあげることに異論はありませんでした。じつは、県内の6割もの自治体がすでにあげており、残る7自治体の一つが本町でした。以前、4人ぐらいの方の一般質問では、町長は宣言をあげるだけではだめで、実効性がないといけないとして、実現できていませんでした。

 今回、町内の若い子育て女性が名乗りを上げてくれてよかったです。傍聴には、4人の女性がきてくれました。どの委員も宣言をすることに賛同を表明。ただ、ある委員は温暖化防止のために再生エネ創出として太陽光パネルを設置しても、2050年頃には大量廃棄になるのは問題で、むしろ、二酸化炭素を回収する設備にお金をかけた方がいいのではないかとの意見がありました。でも、この議論は、無尽蔵に排出される二酸化炭素には制限を設けず、それを回収する設備を作るのでは「ざる」になるのではないか、と危惧します。

 7人の委員のうち議長は審議に加わらず、1人は病欠、結局5人で審議になりました。私たちのアンケートには、議員の数が多すぎるとの声がありましたが、常任委員会での審議についての議論も重要だということを知ってほしいと思いました。