2015年12月19日土曜日

人口減少社会に向かう中で考えること

 最近ある会合で三増の議員経験者から、三増区を調整区域から市街化区域に変えて欲しいというお願いをされました。ではなぜあなたが現職の時それに取り組まなかったのですかと聞いたら、タイムラグの問題と誤魔化されました。

 今の日本の現状を知らないはずはないでしょうが、少子高齢化で人口がどんどん減っていく時代です。その時代に人口を増やす政策である市街化にするとは。これまで少子化対策を国は怠ってきていたのです。それを市町村は子供の医療費無料化や様々な施策を行って子育て支援をやってきたのが正直なところでしょう。それをまた地方に競争させて勝ち組は生き残り、あとは大きい市町に吸収合併される方向をめざしているのではないか。国は日本を10ぐらいの道州に分けて、財界の喜ぶお金の使い方にしようと考えているのではないか。

 しかし、調整区域を市街化にするとどうなるか、まず税務課に税金のことを聞きました。まず基準値を決め、不動産鑑定士に鑑定してもらい、鑑定の7かけが土地の取引額になります。農地は1.2倍ぐらいに引き上がり宅地に合わせて毎年1割ずつあがります。しかしどの程度になるかは本当のところわからないようですが。
 その他にも都市計画税が課税されます。土地の価値が上がり、喜ぶ人と困る人がでてくるでしょう。
 でも、都市施設課では、国は人口減少社会に向かう中、コンパクトシティと言って、中心に集約する方向をめざしているとのこと、人口を増やす方向の市街化は考えられないというべきでしょうか。