2015年12月5日土曜日

新教育長への質問で考えたこと

 12月5日(土)
 
 町議会での2人の議員の一般質問の内容を聞いて、私は本当は新教育長への質問をやればよかったと後悔。Y議員が教育問題をやるとわかったとき、あきらめてしまったのです。


 2人の議員の一般質問は同じような角度での迫り方のため、別の迫り方が必要ではないかと思ったのです。
 
 今年4月から教育委員会制度の改訂で新教育長が誕生しました。昨年6月議会で教育委員会制度について質問をしました。教育長は政治的中立性、継続性、安定性は確保されるのかの質問に、教育長は「この辺はなんとも言えない。」と答えています。その後、今年の3月議会でも同様の質問をしましたが、これまでとかわらないとの答弁でした。しかし、これは、教育長を選ぶ首長の問題です。どういう立場の首長かで、教育は変わります。右翼系の首長やそれに同調する首長では教育長にそういう人物を選び、歴史教科書の選定で、育鵬社の教科書を選ぶ方向に流れています。それをよく理解していない議員の質問は的が外れていました。

 愛川町の子どもたちの学力について、全国学力テストで全国や県平均より10%も低いというデータをもとに対策を求めていましたが、私はこの背景にある家庭や学校、・教育現場の現状把握がないと感じました。

 子供の学力は確かに大事な問題ですが、そこに的が絞られると、勉強しなさいと強要する方向になるのではないかと心配します。教育は人格の完成をめざすます。教育や街全体の力で、この町を愛する子どもに育て、一旦外にでてもまた戻ってくるようになってほしい。この町の自然・人情でおもいっきり心が解放され、意欲的な人間を育てられるといいな。