2018年12月10日月曜日

総務建設常任委員会の陳情審査

   12月10日(月)
午前は総務建設常任委員会で、陳情審査でした。陳情は「横田プラコンの撤廃を求める意見書の提出を求める陳情書」で自主・平和・民主のための広範な国民連合・神奈川という団体です。この団体のことは知りませんが、読売新聞に載った記事で首都圏の上空を米軍が航空管制権を握っていることを知り、主権国家としてあるまじき屈辱的な事態を変えるために、国内法を適用するよう国に意見書の提出を求める内容でした。

 今回、委員の意見に目をみはるものがありました。ある委員は敗戦後73年の今、戦後の清算をすべき時が来ている。沖縄の状況は不合理だ。

 また、ある委員は日本には領空権がない。首相は核兵器禁止条約の立役者サーロー節子さんに会うこともしない。司法は騒音訴訟で騒音被害は認めても、飛行差し止めは認めない。アメリカに配慮している。腰が引けている。核抑止力が日本のためにいいのか。何を言ってもだめなのか。しかし、結論が不採択。

 反対に、机上配布とした委員は高度な政治的判断を求められるとして、何がうそかどうか判断できないとして不採択。日本の国の在り方は国任せというのでしょうか。

 ある委員は、もう少し状況が分かったらいいのにといって不採択。自分で少しでも調べたのでしょうか。

 また、ある委員は行政側などフェアな意見を述べる人がいないので、判断が困難。現在米軍に管制権を握られているのに海からの方が安全などといういい方。
 国民の被害状況は調べたといいますが、数的なものでその内容はどこまで調べたのか。これまでの一つ一つの被害を全て事実かどうか確認できないといいますが、沖縄や横須賀などで起きた米軍・米兵などによる被害を見ていないのでしょうか。

  結果は採択を主張する私だけの起立で、不採択でした。

そういえば、12月6日付の神奈川新聞に載った白井聡さんの論文に私は注目をしていました。今日の委員会の意見にあるように、 日本がアメリカに従属されていることを自覚していない日本人がいかに多いことか。